賛否両論ＣＭ

とあるＣＭが物議をかもし、その結果放送中止まで追い込まれました。

話題、あるいは問題となった東京ガスのテレビＣＭの「家族の絆・母からのエール」編のその内容はと言うと、
一人の女子学生が就職活動に何十件も失敗しどん底まで落ち込み、母の励みで復活するというもの。

非常に感動的と言う声がある一方、今現在就職が失敗続きだったり過去の絶望的な就職活動にトラウマを抱えたりと言った人には見るたびに心を抉られるような、悪い意味でリアルすぎる内容であることもまた事実です。

少なくない人に具体的なダメージがある以上、配慮不足のそしりは免れないでしょう。

テレビ番組なども同様に抗議や社会情勢などを鑑みて中止、延期、編成の変更と言う事は珍しくありませんがＣＭはある意味それ以上に配慮が必要となります。

新聞なんかの番組表に載っているテレビ番組であれば嫌な内容、興味の沸かない内容が推察される番組には初めからチャンネルを合わせない「嫌なら見るな」が成立するのですが、そもそも番組表で放送の予告されていないＣＭの場合、いつ、いかなるタイミングで捻じ込まれるか不明な不意打ちの存在であるためあらかじめチャンネルを合わせない事が出来ないのです。

どれだけ名作といわれても、ちょっとの不注意でダメになる世界。過酷ですね。

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タグ：就職 家族の絆・母からのエール 東京ガス 賛否両論ＣＭ